原因はストレス?!ストレスによる身体のこわばりの対処法

肩や首が凝る、背中や体全体がなんだかこわばっている・・・。そんな悩みを相談してもこれといった原因が見当たらない場合、肉体的・精神的なストレスが原因になっているのかもしれません。

ストレスというものは目に見えないものですが、確かに存在していて私たちに影響を与えています。例えばそれは毎日の生活に疲れている、自分が思っているよりもやる気がでない、やらなければいけないことが出来なくなる、といったことから始まり、重症化していけば療養を余儀なくされる事態も起こります。

あるいは今回の記事のようにたまったストレス身体のこわばりを生み出すこともありますから、当記事を読まれてご自身にあてはまるという方は改善に向けて努力しましょう。それでは記事を始めてまいります。

ストレスによる身体のこわばり

肉体的なストレスとは悪姿勢や同じ姿勢を長時間続けることによる筋肉や関節への物理的な負荷のことで、そのせいで筋肉が緊張したり炎症を起こしたりします。一方精神的なストレスとは、人間関係や仕事などによって感じる精神的な負荷のこと。精神的なストレスは自律神経のうちの交感神経を優位にするため、放っておくと徐々に身体に様々な不調が現れ始めます。

そもそも交感神経とは心身を「活動モード」にするために働く神経で、筋肉を緊張させたり血管を収縮させたりして外からの刺激に対応できるようにします。従ってストレスにより交感神経が常に優位になっていると不必要に筋肉が緊張したり血管が収縮したりして、血行不良を起こし身体がこわばってしまうというわけです。

またそのように自律神経がバランスを崩していると倦怠感や動悸、眩暈、不眠、吐き気などの症状が現れることもあるため、身体のこわばりと共にこれら自律神経失調症の症状も見られるなら、おそらく精神的なストレスが原因と考えられるでしょう。

ストレスによる身体のこわばりの対処法

身体のこわばりがストレスによるものであるなら、まずそのストレスを解消することが大切。例えば仕事の合間に外の空気に触れたり一息ついてコーヒーを飲むなどのブレイクタイムをとるのも良いですし、自宅で好きな音楽を聴いたりアロマをたいたりして、ゆっくりできる時間をとるのもおすすめです。休日には趣味やカラオケなどストレスを発散できることを楽しむのも良いでしょう。

また物理的な対処法としては、筋肉の緊張をほぐしてくれる腹式呼吸やストレッチもおすすめ。腹式呼吸とは肺の下にある横隔膜を動かす呼吸法で、胸式呼吸よりも空気を沢山取り入れることができるため、体全体に良い影響があります。腹式呼吸のポイントは、座った状態で背筋を伸ばし、鼻からゆっくり息を吸って空気を溜め、吸うときの2倍の時間をかけるつもりで口から悪いもの全て一緒に吐き出すイメージで吐くこと。慣れてきたなら1日10~20回、仕事の合間などに行うと良いでしょう。

またストレッチも呼吸を意識しながら行うと、物理的な緊張と精神的な緊張の両方に効果があるのでおすすめです。四つん這いの姿勢で息を吐きながら背中を大きく丸め、次に胸を前に押し出すようなイメージで反らせましょう。これを1日10セットほど行ってください。

まとめ

ストレスといえば精神的な悪影響が注目されがちですが、心身に影響を及ぼすという言葉からもわかるように身体にも影響を及ぼすものです、今回はそんなストレスとこわばりについて記事を書いてまいりました。文中にもあるようにストレスからくる身体の不調には意識してリラックスできる環境を作ることが大切です。

それはもちろん先のようにご自分の好きな飲み物を飲んだり、呼吸法を見直してもいいですし、あるいは古来から続く集中方法でもある瞑想などを試してみるのもいいでしょう。例えば下記には初心者の方にもやりやすい瞑想方法をご紹介しますので、日々の生活に疲れているという方はぜひ試してみてください。

 

瞑想によってマインドフルネスの状態を作るためには、頭の中を整理して、仕事やプライベートの不安や心配事などを考えないようにすることが大切です。ただし、何も考えないということではなく、一つの事柄のみに意識を向けることが重要になります。

とはいえ、慣れないと雑念を振り払うのはなかなか難しいもの。そこで、ここからはビル・ゲイツが絶賛したという瞑想方法の手順を紹介します。

何もせずにじっとする

楽な体勢で座り、軽く瞼を閉じます。その状態を1〜2分続けます。この際、頭に何かが浮かんできても大丈夫です。最初は落ち着かないかもしれませんが、集中できなくても問題ありません。何もせずにじっと座っている感覚を覚えましょう。

視覚や聴覚を意識する

じっとしていることに慣れたら、次は視覚もしくは聴覚に集中します。目に入る家具やずっと聞こえている音など、存在がはっきりしていて意識を向けやすいものを対象に選ぶと良いそうです。

ただ、音は途中で途切れたり、突然音量が変わったりすることもあるので、最初は視覚に集中すると良いでしょう。また、注意を散らしてもいけません。例えば、視覚に集中する場合は、ただじっと一点を見つめることが大切です。

引用:未来創造WEBマガジン

https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/wish/80446