痛みの原因はどこにある?肋間神経痛!

ストレスや過去のケガが原因で起こる痛みには様々なものがあります。それは腰痛や肩こり、あるいは肋骨や膝が痛んだりと、個人によって症状はたくさんありますね。

また夏場によくみられる痛みや冬場に血管の収縮筋肉の硬直など身体が動かしずらくなることで再発する痛みもありますし、歳を追うごとに身体の不調や痛みなどは増えていきます。

昨今では心因性といって精神状態が悪くなったり、ストレスが原因で起こる痛みもありますから、痛みのというのは不思議なものです。今回ご紹介する肋間神経痛も様々な原因によって起こる痛みですが、この疾患は痛みのでる箇所が明確という特徴があるので、当記事をお読みいただき、心当たりのある方は専門家に相談してみてください。それでは記事を始めていきます。

肋間神経痛とは?

この疾患は冒頭のように症状が特徴的なのですが、肋間神経痛というのは正式な疾患名ではなく肋間付近に痛みを感じた時の総称です。では肋間神経というのがどこにあるかというと、ちょうど胸あたりから肋骨に沿って走っている神経なので、痛みの幅が広く、人によってはそのまま下半身にも痛みを感じる時があります。

また痛み方も様々でビリビリとした痛み、大声を出すとズキッと痛む、胸や肋骨に鈍痛がある、息がしづらく感じるなる、時折、ピンで刺されたように痛む、などがあります。

ちなみに肋間神経が通っているあたりにはもちろん、内臓がありますのでそれぞれの内臓の不調によって痛みがあったり、裏側には背中の筋肉もあるので、それらの筋肉が緊張することによって痛みが出る、あるいは背骨のズレによって脊髄が圧迫されて症状があらわれている場合もありますから、早合点をして対処法を決めないように注意しましょう。

肋間神経痛の原因は?

ストレスなどの心因的なもの、外傷、あるいは神経そのものに異常がみられるときもあります。例えば先のように肋間付近には中枢神経、自律神経、末梢神経などがあります。それぞれを簡単に説明すると中枢神経とは感覚や生命活動を司り、脳からの電気信号を身体に伝える働きを持っていますし、末梢神経とは中枢神経から伸びている神経で触れたものの感覚や、目で見えたもの、聞こえた音などを中枢神経に伝える役割を持っています。

自律神経は昨今、よくメディアでも紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、心臓や内臓を動かしたり、眠る、起きるなど私たちが自分の意志ではなく日々、勝手に動いてくれている身体をコントロールしているものです。

次に外傷ですが、これは冒頭にもあるように過去の事故や衝突によって骨折したり、骨が変形したりといったこともありますが、老化によって骨が脆くなったり、長時間のデスクワーク、立ち仕事、猫背や反り腰といった悪姿勢、あるいはそれに付随して骨盤が歪んだり、昨今ではパソコンやスマホを長い時間使うことで巻き肩ストレートネック(首の骨がS字ではなくまっすぐになってしまうこと)なども原因に含まれます。

肋間神経痛にならない為には?

すでにご紹介しているように大変多くの原因が考えられるので一概に言い切ることはできませんが、例えば神経を休めるには日常のスタイルを考えることも一つです。毎日決まった時間に寝起きをして、三食をしっかりとり、ストレスをいつも感じているのであればストレスの根源を探して排除したり、それが出来ないのであればなるべく距離を置いたり、ストレスを感じすぎない心持ちで生活をすることです。

他にも私たちは寝ていても起きていても、もちろん活動してしてもずっと筋肉を使っていますし、物事に集中しすぎるとどうしても力が入ったりして筋肉の緊張を加速させていってしまうのでこれもマッサージや運動を行うことをお勧めします。

例えば筋肉の緊張という意味でいえば下記のような記事もありますので、これも参考にしてみてください。

肋間神経痛の症状には筋肉が硬くなることが関係しているとする意見があります。肋間神経は筋肉に囲まれるようにして存在しており筋肉が硬くなったりすると神経を圧迫して痛みがでると考えられています。筋肉が硬くなることを筋緊張といいます。筋緊張を避けることが肋間神経痛の再発予防につながるかもしれません。では筋緊張を避けるにはどうしたら良いのでしょうか。以下のことが筋緊張には悪影響を及ぼしていると考えられます。

体の冷やしすぎ

長時間悪い姿勢をとる

運動不足

ストレス

筋緊張をなるべく和らげてあげるには体を冷やしすぎないことです。体が冷えると血の巡りが悪くなり筋緊張を起こす原因になります。体を冷やしすぎないようにするには衣類による調節や入浴時間を少し長くして体を温めるようにすることなどが有効だと思います。

長時間悪い姿勢を取り続けることや運動不足も筋緊張に関係していると考えられています。仕事の合間に簡単でもよいのでストレッチなどを取り入れることは筋緊張を和らげたりするには有効かもしれません。

引用:MEDLEY